大塚拓也 Takuya Otsuka
生演奏ならではの味わいをこれからも
人間であるからこそ出せる音色を大切にしたい・・・これは活動のテーマのひとつです。
近年、コンピュータによる楽曲演奏はめざましい進化を遂げています。
ボーカロイドも、はじめて聴いたときには、その自然な発声に驚愕したものです。
打ち込みによる楽曲も、表現豊かで作曲されている方々の技術に圧倒されます。
そうした音楽も、もちろん素晴らしいと思っています。

しかしながら、人間が演奏する生の演奏ならではの味わい・・・間であったり、微妙に発声を変えることによる音の柔らかさであったり・・・。
それはコンピュータにはできない、感情を込めた表現を大切に。それは決して古くさくて現代に必要のないものではありません。そうでなければ、すばらしい技術をお持ちの演奏家の方々は活動できなくなってしまいます。
私も僭越ながら、そんな人間の奏でる音を大切にしていきたい、その決意は変わりません。
2021/08/26